山﨑努
プロフィール
1936年、千葉県出身。59年、文学座に入団。60年に『大学の山賊たち』(岡本喜八監督)で映画デビュー。『天国と地獄』(63)『赤ひげ』(65)
『影武者』(80)といった黒澤明監督作品、『お葬式』(84)『マルサの女』(87)などの伊丹十三監督作品に出演し、日本を代表する演技派俳優に。00年、紫綬褒章を受章、
07年、旭日小綬章を受章。『刑務所の中』(02、崔洋一監督)、『世界の中心で、愛をさけぶ』(04、行定勲監督)、『おくりびと』(08、滝田洋二郎監督)、『キツツキと雨』
(12、沖田修一監督)、『藁の盾』(13、三池崇史監督)など、話題作に出演。最新作は『駆込み女と駆出し男』『日本のいちばん長い日』(15)『俳優亀岡拓次』(16)『無限の住』
(17)。著書に「柔らかな犀の角」「俳優のノート」(ともに文春文庫)など。
樹木希林
プロフィール
1943年、東京都出身。61年に文学座に入り、「悠木千帆」名義で女優活動スタート。64年に森繁久彌主演のTVドラマ「七人の孫」にレギュラー出演し、
一躍人気を博す。74年からはTVドラマ「寺内貫太郎一家」(TBS)で貫太郎の実母を演じ、社会現象を起こすまでになる。その後も、TV、映画、演劇に活躍、国民的女優として
現在も精力的にヒット作や話題作に出演。08年に紫綬褒章を受賞、14年秋には、旭日小綬章を受章したばかり。『半落ち』(04)、『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』
(07)『歩いても歩いても』(08)『わが母の記』(12)『あん』(15)では日本アカデミー賞をはじめ、その年の映画賞を総なめにする。その他、『歩いても歩いても』(08)、
『そして父になる』(13)、『海街diary』(15)、『海よりもまだ深く』(16)、『あん』(15)など、近年の出演作が軒並み世界的に高い評価を得る。
加瀬亮
1974年神奈川県生まれ。2000年に石井聰亙監督『五条霊戦記』にてデビュー。国内作品として周防正行監督『それでもボクはやってない』(08)、山田太一脚本『ありふれた奇跡』(09)、
原恵一監督『はじまりのみち』(13)、堤幸彦監督『SPEC』シリーズなどに主演。またクリン
ト・イーストウッド監督『硫黄島からの手紙』(06)、ガス・ヴァン・サント監督『永遠の僕
たち』(11)、アッバス・キアロスタミ監督『ライク・サムワン・イン・ラブ』(12)、ホン・
サンス監督『自由が丘で』(14)、ポール・ワイツ監督『Bel Canto』などの海外作品にも出演。
吉村界人
1993年2月2日東京生まれ。『ポルトレ-PORTRAIT-』(14)で映画主演デビュー。以降、多数
の映画、ドラマ、CMに出演。主な作品に、映画『百円の恋』(15)、『ディストラクション・
ベイビーズ』(16)『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』(16)、主演作『太陽を掴め』等。
2017年には映画『獣道』『劇場版お前はまだグンマを知らない』『関ヶ原』『ビジランテ』、
ドラマ『わにとかげぎす』(TBS)『僕たちがやりました』(KTV・CX)「マチ工場のオンナ」
(NHK)等に出演し、今後もどちらも主演作『サラバ静寂』(18年1月27日公開)『悪魔』(18
年2月24日公開)など多数の話題作の公開が控え、次世代の日本映画界を背負って立つと期待
される若手俳優。
光石研
1961年9月26日、福岡県生まれ。16歳のときに『博多っ子純情』(78)で主役デビュー。以降、
高い演技力で数々の映画、ドラマに出演。ピーター・グリナウェイ監督『枕草子』(96)、テレ
ンス・マリック監督『シン・レッド・ライン』(98)など海外作品にも積極的に参加。『お盆の
弟』(15)『恋人たち』(15)で第37回ヨコハマ映画祭助演男優賞受賞。主な出演作に『あぜ道
のダンディ』(11)、『ヒミズ』(12)、『共喰い』(13)、『彼女の人生は間違いじゃない』(17)、
『おじいちゃん、死んじゃったって。』(17)など。
青木崇高
1980年3月14日大阪府生まれ。07年NHK連続テレビ小説「ちりとてちん」で一気に人気を
得、10年NHK大河ドラマ「龍馬伝」、14年「BORDER」EX、17年「地味にスゴイ!」NTV、
18年NHK大河ドラマ「西郷どん」にも出演。『るろうに剣心』シリーズ、『マイ・バック
ページ』(11、山下敦弘監督)、『蜩の記』(14、小泉堯史監督)、『日本でいちばん悪い奴ら』
(16、白石和彌監督)、『雨にゆれる女』半野喜弘監督で主演、『沈黙―サイレンスー」(17、
マーティン・スコセッシ監督)。17年劇団☆新感線「髑髏城の七人」season花など舞台でも
活躍。映画『友罪』が18年5月に公開予定。
吹越満
1965年、青森県出身。ソロパフォーマーとしても活躍後、数々の舞台、映画、TVドラマに
出演。近年では映画『冷たい熱帯魚』(11)『悪の教典』(12)『土竜の唄』(15)『友だちのパパ
が好き』(15)やドラマ「あまちゃん」(13)「警視庁捜査一課9係」(06~)「おんな城主 直虎」
(17)「釣りバカ日誌2」(15~17)や舞台「ゴーゴーボーイズゴーゴーヘブン」(16)等、多く
の話題作に出演。日本になくてはならない個性派俳優。
池谷のぶえ
1971年、茨城県出身。94年劇団「猫ニャー」(後「演劇弁当猫ニャー」)の旗揚げから、04年
解散までのすべての公演に参加。 近年では、映画『ソロモンの偽証』『龍三と七人の子分たち』
『海難 1890』(15)『黒崎くんの言いなりになんてならない』(16)『DESTINY 鎌倉もの
がたり』(17)などに出演。TVドラマ「民王」やNHK人気バラエティ「LIFE!」などで、おせっ
かいで、人の良さそうな、どこにでもいそうなおばさんを演じたらこの人の右に出る人はいない
くらい存在感を放つ女優。
きたろう
1948年8月25日千葉県生まれ。79年コントグループ「シティボーイズ」を結成。近年では
『天地明察』(12)『殿、利息でござる』(16)、『チア☆ダン』(17)、『忍びの国』(17)など
に出演。沖田監督作品には『南極料理人』(09)『横道世之介』(13)に続き3作目。シティボー
イズとしてはFilm noir『俺の切腹』(2010)で沖田監督が脚本・監督を務めている。存在感のある
脇役として様々な役をこなすバイプレイヤー。
林与一
2月14日大阪府生まれ。日舞(林流家元)57年大阪歌舞伎座お吟さま(舞台)デビュー、初代中村
鴈治郎のひ孫 長谷川一夫は義理の大叔父。松竹京都撮影所の時代劇を経て、58年大阪歌舞
伎座初舞台。TBS「水戸黄門」のシリーズ、2013年NHK大河ドラマ「八重の桜」、15年NHK
連続テレビ小説「あさが来た」ヒロインの祖父・今井忠政役。1961年から五回の「放浪記」、
川中美幸・中村美津子・北島三郎・中村玉緒・舟木一夫らの舞台公演他、多数出演。映画は、
『七人若衆誕生』(58、倉橋良介監督)、72年『子連れ狼』(72、斎藤武一監督)などに出演。
三上博史
高校在学中、オーディションで寺山修司に見いだされ、寺山自身が監督・脚本を手がけた、フ
ランス映画『草迷宮』(79)に主演し俳優としてデビュー。87年公開映画「私をスキーに連れ
てって」(馬場康夫監督)で脚光を浴び、その後「君の瞳をタイホする!」(88)など数々のトレ
ンディードラマに出演。一世を風靡する。映画では「スワロウテイル」(96、岩井俊二監督)
「月の砂漠」(01、青山真治監督)などに主演、舞台では「ヘドウィグ・アンド・アングリーイ
ンチ」(04)、「あわれ彼女は娼婦」(06)に主演する。以降映画、ドラマ、舞台など多岐にわ
たって活躍している。